シロアリの特徴であるフェロモンや、クロアリとの見た目の違いを理解して、駆除するアイテムを選びましょう。
シロアリの生態として特徴的なのは目が退化しており、まるで光を嫌ってるかのように暗闇の中で過ごしています。しかし、成虫になると、羽を使って外へ飛び出します。それはまるで何か決意がこもった勇気を持った出発です。
多数の羽根アリが同時に飛び出しその後、シロアリは、胴体の根元から羽が落ちます。そしてメスから出されるフェロモンにオスが寄ってきてパートナーとなって子孫をふやしていきます。
目が退化したシロアリは、フェロモンを出して集団生活を送っていると言われています。パートナーになるためだけにフェロモンを出しているわけではありません。
例えばフェロモンを地面に付けて仲間が道を誤らないために道しるべの役割として使われるフェロモンも確認されています。
シロアリとクロアリは、全然違う種類だということはご存知でしょうか。黒アリは名前の通り黒くて堅い皮膚に覆われているのに対して、シロアリは白くて柔らかいのです。
また、シロアリとクロアリを分類する上でも違いが顕著に現れます。シロアリは、アリの仲間ではなく、ゴキブリの仲間に属する分類として立て分けられています。
クロアリといえば、甘いものを好むというイメージがあります。シロアリは、湿気が非常に大好きです。
羽がある状態での比較では、クロアリかシロアリかを判別するには主に触覚、羽、胴体を用いて判別します。例えば、触覚をみてみると、シロアリは数珠状で直線的ですが、クロアリの触覚はくの字型をしています。また、羽を取り上げれば、黒アリの羽は、前の羽根が後ろの羽根よりも大きいのに対して、シロアリにおいては、4枚とも羽の形と大きさがほぼ同じです。胴体においても、違いが一目でわかります。クロアリは、境目がわかれていて、クビれていますが、シロアリはずん胴です。
現在鉄筋コンクリート造りの家も増えてきていますが、まだまだ木造家屋も存在します。それと同じようにシロアリを駆除する薬もまだまだ多数存在しています。
その中でシロアリ専門業者さんが取り扱う薬剤の特徴を見てみましょう。
揮発性有機化合物を含有せず、室内の空気環境も汚染しない薬剤もあります。もちろん安全性も留意されており、子供等が誤って薬剤を飲み込んでしまったとしても短時間で尿と共に排出されます。
他の種類では、無臭のものや、金属を腐食させない様なものもあります。さらには液体だけではなくて、粉末タイプになっているものもあり、一人暮らしのご老人の生活においても、重い物運ばずに済むために使われている場合もあります。
薬剤だけではなく、シロアリの生態や修正の特徴を理解して巣穴ごと駆除する新しいタイプのシロアリ駆除方法もあります。また、巣穴に住むシロアリを壊滅させるために、シロアリが出没しやすいところに置くだけで効果を出すものもあります。
駆除する前に、シロアリがいるかどうか自分で検知することができる検知器も販売されていますので、シロアリを駆除する手助けとなるものは多数売られています。